言葉には常に敏感でいなければならないと改めて思わされた話

私は母や祖母の語彙に強く影響を受けている方で、世代的には合わないちょっと古い言葉を使うことがあります。たとえば、ハイネックやタートルネックは割と意識して口にします。家だととっくりと言います。カップボードなんてそんな洒落た表現、口から出ません(苦笑)。聞いたら分かります。でも家では水屋といいます。それか、食器棚。

先日、母から家電量販店で体験した面白い話を聞きました。
母「すみませーん。電気マットってどこにありますか?」
店員さん「電気マットってどんなものですか?」
母「えーっと、絨毯(じゅうたん)の下に引く、あったかくなる…」
店員さん「あぁ、ホットカーペットのことでしょうか」
母「はい(今はホットカーペットって言うのか)」

…電気マットよ、お前もか。

聞いてちょっとショックを受けましたが、つい笑ってしまいました。
母いわく、店員さんは僕くらいの年齢に見えたとのことだったので、頻用する単語がちょうど移り変わる/移り変わったものが多い世代なのでしょうか。

私自身、翻訳者として仕事をしている手前、言葉には敏感でいるようには努めていますが、とにかく、言葉は変わるものだということを再認識させられました。📚

東京で展示会を訪問

パンデミックが起きてからもう2年と半年、正直、長いですよね。人がポストコロナ(もう今そうなのかとかそういうのはここで触れはしませんが)に適応しようと工夫する中で、企業も実地展示会に戻ってきています。一昨年昨年は多くの企業に苦労があったと推察します。こうした実地展示会を開催/に参加できず、新型コロナの制限措置もころころと変わるし、そうした状況でも操業できるようバーチャルに移行したとか。それにしても、実地展示会に足を運んだ時の活気や目の前で実物をみたときのスケールの大きさに勝るものはない。市場に出た新しい製品やソリューションを見て、知ることができるのはすごくワクワクします。展示会ってそうした最先端技術に関する情報を得るのにいい機会だと思います。翻訳者として関わることもあるでしょうし。

9月半ば、東京の展示会にいくつか足を運んでみました。お仕事につながればと名刺も配ったりして。ただこういう場での“個人”の営業って、そもそもそういう趣旨の場ではないので、それなりの戦略って必要ですね。今回は、そうした準備ができてないなぁとよくわかったのが学びでした(笑)。次回の参加に活かします。でも少しは企業の人と名刺交換する機会もあったので、長期的にはまったくダメだったとも思いません。今ご贔屓にしていただいている取引先に、急遽通訳・翻訳が必要になったときに「あ、いるじゃん」って思い出してもらったのは、こういう活動があったから。とりあえず種まきできたことは上出来かなと。

新型コロナにかかる入国制限措置が解除された/そろそろ解除される国も増えてきています。日本もようやく個人旅行者向けの入国制限措置が緩和されますね。次は海外実地で営業活動してみたいです。シンガポールとか、米国とか、ドイツとか。今年もあと3か月、年末なんてすぐです。来年何しようか計画立てに今からワクワクしています。

複数の名刺を目的に応じて使い分ける

今はEightとか、Blinq、HiHello、Knoweeのように、かさばらないデジタル名刺も普及していますね。作るのも簡単で、目を引く色んなデザインを選べます。実際、交流会でもこうしたデジタル名刺を利用している人を見るようになりました。別に、対照的に揶揄する気はまったくないのですが、日本の展示会では訪問者側も展示企業の社員側もまだ紙の名刺が主流。私が持ち合わせているのは、名前に屋号とロゴ、連絡先を記載しただけのシンプルなものです。もうちょっと何かあってもいいかなと。

同業者の中には、2~3種類の名刺を時と場合に応じて使い分けているという人がいます。はじめ聞いたときは、ただかさばるだけのイメージしか湧かず、必要性を見いだせませんでしたが、先日展示会に行ったときにようやくそうした工夫は必要なんだなと理解できました。特に、何ができる/何が専門かといった情報が記載されていれば、連絡先だけのシンプルな名刺よりも断然、(受け取る側も)展示会の趣旨からして話を広げやすいなと、思わされました。

ということで、次回展示会に足を運ぶまでに立てている自分の準備は、歩き回るマーケティング活動用により相応しい名刺をつくること。

デジタルか紙かに関係なく、皆さんはどんな情報を名刺に記載していますか?どんな情報が記載してあるといいと思いますか?

※写真の真ん中に写っているグリーンの名刺(裏)は、うちの兄の会社の名刺です(笑)