私は母や祖母の語彙に強く影響を受けている方で、世代的には合わないちょっと古い言葉を使うことがあります。たとえば、ハイネックやタートルネックは割と意識して口にします。家だととっくりと言います。カップボードなんてそんな洒落た表現、口から出ません(苦笑)。聞いたら分かります。でも家では水屋といいます。それか、食器棚。

先日、母から家電量販店で体験した面白い話を聞きました。
母「すみませーん。電気マットってどこにありますか?」
店員さん「電気マットってどんなものですか?」
母「えーっと、絨毯(じゅうたん)の下に引く、あったかくなる…」
店員さん「あぁ、ホットカーペットのことでしょうか」
母「はい(今はホットカーペットって言うのか)」

…電気マットよ、お前もか。

聞いてちょっとショックを受けましたが、つい笑ってしまいました。
母いわく、店員さんは僕くらいの年齢に見えたとのことだったので、頻用する単語がちょうど移り変わる/移り変わったものが多い世代なのでしょうか。

私自身、翻訳者として仕事をしている手前、言葉には敏感でいるようには努めていますが、とにかく、言葉は変わるものだということを再認識させられました。📚

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