AIの急進と日本語の未来

コロナ禍でリモート技術が発展・進化して世界的なつながりが急進的に増え、国際的なコミュニケーションの機会とそれに伴う需要も増えたのか、この数年は社内翻訳者の募集をよくみかけるようになりました。その一方でずっと同じ求人が出ているのは、必要人数に満たないのか、要件を満たす人がなかなか集まらないのかな、と推察します。日本では昔より下地として語学に抵抗の少ない/上手な若い人も増えているとはいえ、言語に特化して人材を割り当てられない様々な要因もあるでしょう。人手不足もそうです。

人手不足はどこの業界もそうですが、優先的に手を必要とする業務があります。だから主たる業務分掌がある中の付随する業務として翻訳をする人もいます。すると、捌ききれないことも出てくるわけで、翻訳の外注という業態はニーズが残ります(ありがたいことです)。確かに、大要を知りたければ十分という目的での翻訳の外注はグッと減りましたが、書いてあること以上のことを読み取って訳して欲しいというクライアントからの依頼は引き続き届いています。

話が少しずれましたが、翻って、人手不足の話に戻すと、50年後に(…自分は生きてないかもしれないけど…)日本の人口は2/3になるという統計的推定をみました。日本国内だけをみても、今から物理的(給仕、介護、倉庫業務のロボットなど)にも仮想でもAIはますますの発展が必須なんだなと思いました。人手不足をそうして補うんですね。

50年後で推定8000万人ということは日本が、日本経済が、世界から見てまだ価値のある対象であれば、日本語の市場もどうにか続くでしょうけども、400年後、500年後にはいったいどうなってしまうのでしょうか。900年後には日本語は消滅してしまうかもしれません。そう考えると、自分には見る機会のない遠い遠い未来ですけど、すごく寂しいものですね。

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