仕事を通じて知り合って十数年になる元同僚兼同業者兼友人との毎年恒例ポットラックパーティ☕🍽昨年はZoomだったけど今年は久しぶりに対面で。1品+持ち寄りで、豪華なランチに舌鼓。もう10年、皆で一文字抱負を続けています。僕の2022年の一文字抱負は「動」。翻訳の仕事に、日本翻訳者協会 (JAT ) での活動に、起業の準備に、することたくさんの忙しい年になるだろうけど、実地でもSNSでも、積極的に「動」きまわって、ますます充実の年にしたいと思います。
皆さん、新年の抱負は立ててみましたか?それか、今年達成したいことはありますか?
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2021年の振り返りと2022年の抱負
家族との別れに主なお客様の入れ替わり、JATでの諸活動など、2021年も前年に引き続きなんとも慌ただしく、一方でそこそこに充実した1年でした。2022年はさらに忙しくなろうかと思いますが、思い新たに頑張っていこうと思います。
初詣2022
毎年、うちは母方の墓参りもあるしで、正月三が日のどこかで防府天満宮もお詣り。昨年は流石に控えたけど、今年は昨日行きました🚗2年ぶり。右も左も人、人、人で活気にあふれる様子は元気を分けてくれます。家族共々今年も健康に過ごせますように。ここは学問の神様なので、勉強関連の成功祈願も併せてお願いしました。さぁ、今年もしっかり勉強しましょ。
海外取引の翻訳報酬受取り方法
2018年にIJETで登壇し、翻訳業の海外取引について話をしました。その時に報酬の受取り方法についてもいくつか紹介したのですが、今は従来の受取方法がもっと便利になりましたし、さらには新しいサービスまで出てきています。当時紹介した内容も多いのですが、補足しつつ情報を共有したいと思います。日本国外の企業・エージェントと取引をしている、またはこれからしたいと考えている方の参考(見直し含め)になれば嬉しいです。
1.報酬受取り方法
海外取引で外国の企業から報酬を受け取るには色々と方法があります。まずパッと思いつくのが、日本に開設している自分の銀行口座への直接送金だと思います。銀行間で手数料に結構差がありますが、ネット銀行でも地方銀行でも、ゆうちょ銀行でも、各銀行で提供されている海外送金を受け取るのに必要な正しい情報を請求書に記載して先方に知らせさえすれば海外送金を受け取れます。よく聞くのがPayPal。日本でももう10年以上の歴史がある元祖FinTech企業で、通販の決済でクレジットカードや銀行振り込み以外の選択肢としてもよく名前をみかけると思います。ただビジネスの報酬受け取りを目的に利用する際の受取手数料が割高です。ほかにも、Payoneer。Wise(旧TransferWise)。最近ではVeem、Revolutといった資金移動サービスも出てきており、報酬を受け取る方法は選択の幅がますます広がっています。
2.日本の銀行に直接送金してもらう
- 受け取りに4000円の手数料を徴収されることがある(被仕向送金手数料1500円+日本円建て受取手数料2500円)
*現状、新生銀行およびソニー銀行は被仕向送金手数料を取っていないので、外貨建て受取りは手数料無料です。(新生銀行は2019年12月半ば以降、被仕向送金手数料を差し引くようになりました。ただし所定の条件を満たす送金受取りについては相当額の2000円が後日キャッシュバックされるので一応まだ(2021年4月25日現在)実質ほぼ手数料無料です。詳細) - 現地送金手続き後、着金までに1-4日かかる
- 土日祝は銀行が休みなので着金しない
- 銀行からどういった目的の送金を受け取るのか確認の電話がかかることもある
- クライアント側も高い送金手数料を払うのであまり好まれない
3.PayPal経由
- 受取手数料が高い(3.40%~4.10% + 固定手数料)
- 払い出しレートが悪い(▲2~4円/1通貨額)※引き出し時に日本円に換金されます(外貨のまま引き出させてほしい…)
- 土日祝でも支払い元が手続きしたら即着金
- 着金後、銀行への引き出しに1-3日かかる
- 受け取り通貨は22種類(送金国を限定しない。個人可)
- Paypal口座のお金はネット通販などのPaypal決済に直接活用できる。
4.Payoneer経由
- 日本の銀行への引き出しに1-2日かかる(比較的早い方)
- 払い出しレートが悪い(▲2~4円/1通貨額)※引き出し時に日本円に換金されます(外貨のまま引き出させてほしい…)
- 報酬受取手数料は無料
- USD口座のみ、毎月口座維持手数料がかかる(2.50 USD/月)
- 受け取り通貨は現在USD、EUR、GBP、AUD、CAD、HKD、SGD、MXN、JPYの9種類。
- マルチカレンシー口座(EURだとIBAN、GBPだとソートコード・口座番号などユーロ圏や英国など現地の銀行口座を得られる)を持てる(ただし、GBPは英国から、USDは米国からの送金のみしか受け取れないなどの制約がある)。取得は無料
- 登録法人からの支払い受け取りのみ可能。個人からの支払いを受け取ることは不可
- クライアントは自国/SEPA圏内送金なので自社の送金手数料を抑えられる
5.Wise(旧TransferWise)経由
- 報酬受取手数料基本無料(受取通貨・方法によっては手数料発生)
- 換金レートは公示レート(なのでPayPalやPayoneerみたいに払い出しレートが悪くない!)
- 外貨のまま日本の銀行口座に引き出せる(外貨送金扱いのため、銀行の受取手数料を差し引かれる)
- 換金手数料と引出し手数料が安い(外貨を受け取って、日本円に両替してから日本の銀行口座に引出しをかければほかより断然手数料がお得。いつか、合計1406.00 GBPを出した時は、円両替で8.17 GBP、引き出し手数料で265円。合計約1200円でした。)
- 時間や曜日、日本国内の引出し先銀行などの条件によるが、日本円に換金してからなら深夜に引出しをかけてもすぐに着金する…!(ただし、新生銀行に引出しをかけた場合です。ほかの銀行では確認していません)
先方は現地通貨で支払い、こちらの受け取りは日本円(居住国通貨)マルチカレンシー口座で10通貨を受け取れる(2021年4月25日現在)- マルチカレンシー口座(EURだとIBAN、GBPだとソートコード・口座番号などユーロ圏や英国など現地の銀行口座を得られる)は、GBPを英国内・英国外から、USDを米国内・米国外から受け取れ、Payoneerと異なり送金国の通貨でないといけないという制約がない。口座開設初回のみ3000円の支払いがいる
- 法人からも個人からも支払いを受け取れる
- マルチカレンシー口座にある通貨を直接引き出せる、ATM用デビットカード(Mastercard)をもらえる(EURをヨーロッパで引き出せるなど)
- クライアントは自国/SEPA圏内送金なので自社の送金手数料を抑えられる
6.Veem経由
- 受取通貨はUSDとJPYのみ
- (まだ)米国企業からの受け取りにしか使えない
- 報酬受取手数料基本無料(受取通貨・方法によっては手数料発生)
- 外貨のまま日本の銀行口座に引き出し(外貨送金扱いのため、銀行の受取手数料を差し引かれる)
- 日本の銀行口座への引出しには1~2日かかる
- 先方がいつ支払ったかがわかる
- 馴染みがないからか、米国の企業側があまり使いたがらない(個人的な印象です)
7.Revolut経由
- ビジネスアカウントの日本展開はまだ(2021年4月25日現在)
- GBP受け取りに使える英国の銀行口座を取得できる
- 日本での利用がはじまって情報がもっと得られるようになれば、追記予定
8.受取方法比較表
1€≒130.00円(参考)。銀行手数料は一例です。実際の受取手数料とは異なる場合があります。
上記はあくまで参考です。実際に報酬を受け取る際は、金額に若干差異がある場合があります。
*同サービスは受取通貨および支払側の契約によって適用手数料が異なります。また、銀行に引き出す際はPayPalのレートが適用されます(銀行の当日レートより2-4円安い)
**同サービスのユーロ受取口座で報酬を受け取ると受取手数料は無料ですが、銀行に引き出す際はMastercardのレートが適用されます(銀行の当日レートより2-4円安い)
***同サービスのユーロ受取口座で報酬を受け取ると受取手数料は無料です。外国通貨を日本円に両替する際にはネットの平均公示レートが適用され、少額の両替手数料(0.5%?)が発生します。日本の銀行に引出しをかける際に引出手数料がかかります。上記例は過去の自分の記録を参考に引出手数料として265円を差し引いていますが、実際には金額に差異がある場合があります。
Veemから日本に銀行に引き出す場合は通常の外貨受け取りと同じ(銀行の例に倣う)ため、比較から割愛しています。
管理が面倒だから受取方法を統一したい(手数料かかってもいいから銀行一本で、など)という方もいらっしゃるかと思います。もちろんそれはそれで一つの考え方ですし、管理の手間を優先する場合は有益な判断だと思います。私個人は数件の受取方法管理が手間だとは思っていないのと、お客さんの支払い方法に合わせて柔軟に、対応可能な報酬受取方法を提示するのも一つのサービスだと捉えて、上記で紹介した方法を使い分けています(PayPal は最終選択肢ですが、仕方なく使うこともあります…)。日本の企業も、支払う側が比較的都合の良いものを選べられるよう、地銀や都市銀行の普通・当座を合わせて4~6口座請求書に記載していることがあると思いますが、それと似たようなものだと考えています。個人的には、欧州/英国の会社からはEUR/GBP建でWiseに送金、米国の会社からはUSD建でVeemに送金、それから月の決まった日にまとめて日本の口座に引き出しするのが一番手数料が得だなと感じてます(銀行口座への直接送金は都度4000円程度差し引かれることを考えれば、5件、10件をまとめて、外貨引き出しにしろ円両替後の引き出しにしろ手数料をかなり抑えられます)。
フリーランスの終活と備え
※湿っぽい話をたらたらと書き連ねているつもりはなく、個人的には備えあればという趣旨でまとめているのですが、話題は暗いので、苦手な方は目についてしまったらどうぞ流してください。
家族も書くことをいいよと言ってくれたので。久しぶりのブログ記事がこの話題というのもあれなんですけど、県外の看取介護施設に入所していた祖母が、実は今年の1月末に、新型コロナが原因で亡くなりました。1月上旬に入所先でクラスタ感染発生。ほかの患者さんに陽性反応が確認されたそうで、直後のPCR検査では祖母は陰性と診断されたらしくほっとしたが束の間、その4〜5日後に高熱が出てもう一度検査すると陽性が判明。翌々日には専門の病院に入院。1月25日頃にこの1〜2日が山だと言われ、それもその後連絡がなくなったので持ち直してくれることを願ったのですがやはり90代高齢の体力がない祖母に高熱は辛かったのでしょう、1月29日に亡くなりました。新型コロナが原因による芸能人の訃報でもテレビで言われてましたが、ほんとにそこからあっという間なんですね。原因が原因ですし(今は新型コロナ以外の理由でも自粛されるところが多いと思いますが)お通夜も告別式もできず、翌朝30日には火葬。31日には遺影の写真やらなんやら用意して2月1日は葬儀でした。慌ただしい4日間でした。
昨年のはじめに、新型コロナが広がり始めた頃から、その介護施設は入所者への面会訪問を控えるよう呼びかけており、それまで毎月会いに行っていた母と僕は結局1年間祖母と会うことができていませんでした。コロナ禍だから。祖母には介護施設の職員さんが説明してくれたとのことで、僕らは元気だけど、会いに来れないんだよと言うとウンと頷いていたと。90代でも認知症らしい風もなく、行けば僕らのことをわかってた祖母でも、なんで会えないのかほんとに理解してたのかはわかりません。最後の数日は、高熱で苦しくて、独りで心細かったろうなと思います。入所者の親族が面会に行かなかったからこれまでこうした問題が発生しなかったともいえるのですが、会いたくても会えないという状況が一年も続いて、結果これかと思ってしまっている自分がいます。もう半月が経ち、家族も僕も悲しいかなだいぶ気持ちは落ち着いてきたところです。
話は変わって、仕事のこと、2/1が納期の大型案件に昨年12月末からずっと取りかかっていたんです。1月はスケジュール詰め詰めでとても忙しかったです。小さいのもそこそこに受けながら。はい、納期直前だったんですよね。1月末の手持ちは大型1件、小型3件。訃報が届いた金曜日から毎日普段より夜遅くまで時間作ってなんとか納品できましたけど。在宅仕事は時間が作れるだろうと周囲の期待は重く、また母も叔母も車を運転できない、兄は仕事の立場的に休めない、となると必然的に僕が動かざるをえないわけで、同業者はみなさん僕のこの4日間がどれだけ混沌としていたか、察してくださるかと思います。(文字通り)大変でした。常々、人生いつ何が起きるかわからないと考えているとはいえ、いざ起きるとなかなかに焦るものですね。病院、火葬場、葬祭業者、お寺、移動時間や現地滞在時間、帰宅時間を計算して何日に何時間取れる、それでこの日はこれ納品してという計算をずっとしながら大型を納品し終えるまで気が気じゃなかったです。
今回、母と連携が取れていたから4日間段取りよく、することをこなせたんだと思います。祖母は15年ほど前に一度脳梗塞で倒れたことがあり、その後に肺炎になってと、2回危ないときがありました。だからもう何年も前から、遺影の写真をある程度選んで、また葬祭業者の必要な書類、お寺でのお布施の金額など確認を済ませていたので、すでにまとめてあった必要な書類を母と確認し、僕が持っていって、と限られた時間内でも手続き自体はスムーズに済ませられました。
もう20年近く前に父が亡くなったときは、父方の叔母がすべてしてくれたので、母と僕にとってはじめて自分たちでする一連の手続き。葬祭業者の方々がみなさん良い方で、とても頼りになりました。祖母は冠婚葬祭業のこの会社で会員になり少し積立をしていたので、たとえば兄の結婚式などでもですが、そこと時々連絡をとっていました。今回のように、相談できる先を”あらかじめ”用意しておくことがどれだけ大切かと思わされました。火葬手続き代行や葬儀、お布施など、大金がかかります。不幸の中でよかったことは、急に◯◯◯万円なんて用意できませんから、少し前から家族で話をして積立を再開していたことです。これが積立がないばかりか、相談先も決めていなければ、1月末から2月はじめにかけての数日間は「『葬儀業者選定+お寺相談+金銭用意』葬儀手続き+納期=???」想像するのも怖いくらいです。
2月1日はお寺での葬儀も終えて帰宅して最終確認後に仕事も納品を完了しました。まだあと役場関連の諸手続きが少し残っていますが、今はコロナ禍ですぐにできないこともあり通常の一定期日とは異なり、手続きを担当する事務所との相談で3月にすることになっています。ちなみに役場での諸手続きについては、葬儀の手続きからその後に役場に連絡を取る時点で、何をいつまでにしないといけないのか葬儀業者と役場の方が細かく丁寧に教えてくださいました。この2週間、少しずつ言葉を整理しながら書き溜めて、今ようやくこの記事を書き上げました。余裕のない詰め詰めの仕事はしてはならないと実感(体感)しましたし、今後また何かあってもいいように必要な書類を用意してすぐわかるところで保管、そしていつかくる次の時のために金銭もまた積み立てていかないとなと考えています。そして混沌とした数日を過ごす中で思い出したことがあります。数年前に、翻訳者向けの集まりで終活をテーマにしたプレゼンがありました。僕は時間的に都合が悪かったので当日聴講できなかったのですが、イベント参加者はその資料にまだアクセスできるので、先週末に時間を取って読ませていただきました。たぶん二回り上の方かなと思うのですが、第二の人生(いわゆる定年後くらいの年齢を迎えたあと)の時間の過ごし方と、その資金積立計画などについて触れられていました。一部の積立例(小規模企業共済)は僕も昨年から(ようやく)始めているものでした。たまたまセッション前に一緒に会場に向かったのですが、そうした話をするんだと直接ご本人から聞いたことを覚えています。
その方の資料からの抜粋ではありませんが、自分が今している小規模企業共済の積立以外に今回のような出来事にも対応できる目的別積立は大切だなと思います。以下はその例です。
- 小規模企業共済
- 個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」
- 積立型(貯蓄型)生命保険
- 国民年金/厚生年金(事業形態による)
- 冠婚葬祭互助会
- 固定資産(家やマンションなど。不動産投資でも?)
- +余裕積立(銀行の貯蓄・定期預金など)等々(もう少し勉強して追記したいと思います)
上記例で僕がしているのははじめの4件と余裕積立だけです。でも上4件は老後に備えてで今何かがあって出せるものではないので(解約するか、積立型生命保険は一応出せるけどそれでは意味がなくなる…)、万が一に備えてというには心もとないです。余裕資金の積立額を増やす手もありますが、はじめから目的別に分けて積み立てておいたほうが使途を明確に分けられてよいと思います。また、記事のタイトルにもあるとおり、個人事業主のフリーランス翻訳者だから別で退職金があるわけもなく(だから小規模企業共済などを積み立てる)、また働けなくなった場合に雇用先が保障してくれるということもありません(上記一覧にはいれてないのですが、今はフリーランスも働けなくなったときの保険があるんですよね)。だからこそこうして、様々な積立をしておくリスクマネジメントも大事だと考えます。日々の仕事や受注レート、月々の稼ぎの話ばかりではなくて。
あと、こうした資金積立とは別に、身辺整理も。僕の一番の問題は、このサーバー契約の解除かなと…ドイツのプロバイダと契約してるので、万が一僕が急死したら誰がどうやって契約解除するんだとか…(遠い目)。一度、諸々ある契約や所有物が何か、その関連手続きも整理しようかと。
僕は今年37歳になります。この文章を読んでる人は、まだ若いのに何言ってるのって思う人もいるかもしれませんが、もしかしたら次が自分かもしれない。たとえば巻き込まれ事故だとか、世の中いつ時も何があるかわからないものですが、今はコロナ禍もあってなおさらわかりません。決していつかくるときを悲観しながら仕事に明け暮れる日々を過ごすわけではありませんが、常日頃から備えることは大事だと思いましたし、仕事にプライベートに一日一日を大事に使いながら過ごそうと改めて思いました。
2020年の振り返りと2021年の抱負
毎年続けている一文字抱負、2020年に立てた抱負は「続」でした。専業となった2019年に「続」き、翻訳の案件数、稼ぎ、そして健康と、諸々順調に仕事できることを願って立てた抱負でしたが、2月からまさか新型コロナでこれまでとガラッと変わる生活(でも在宅という点ではあまり…)になるとは思いもしませんでした。
僕も御多分に漏れず、2020年5月が特に持続化給付金を申請するくらい売上急減。ですが、6月以降はなんとか受注もそこそこに戻り、取引先の業界で変動が大きくみられる中ではありましたが総じて抱負を達成できたと思います。
とはいえ、広島も含めて新型コロナの影響は増すばかり。本音は2020年はもう少しゆったりと仕事したかったのですが、2021年こそもっと深刻になるのではと例年の種まきの手を緩めずこれまで以上に積極的に新規開拓して新規の引き合いも多く受けました。だって種は(普通)すぐに芽吹かないですしね。2021年は一層気を引き締めて、開拓を続けていきます。
2021年も一文字抱負を立てました。2021年は「勉」。仕事に直結する勉強はいつもしていますが、調べて終わってるものもあって、定期案件は別としてせっかく調べた情報が身についてないなと感じるところもあるからです。2021年は仕事はもちろん、仕事以外でも自分の興味関心のある分野をしっかり勉強しようと思います!
フリーランス翻訳者の消費税申告云々
久しぶりの記事投稿。記録と参考に。昨年の確定申告額を基に消費税課税事業者手続きが必要となるのではと思い、諸々調べて手続きをしてきました。
※2023年2月14日付けで簡易課税と原則課税の選択について追記をしています。これについては記事末の追記をご覧ください。
課税事業者の基準と疑問
国税庁のウェブサイトには、ある事業年度で課税売上高が1000万円を超えると翌々年度の消費税課税事業者になると書いてあります。私の場合は毎年8-9割方が欧米への納品で、欧米の発注者視点では国外取引(私)に消費税を払う必要はないので、私は消費税を預かっていません。そのため、その売上分がここでいう課税売上高にあたるのだろうかという疑問が湧きました。ネットではぼんやりと触れているものの、なかなかこのあたりを具体的に説明している情報が出てこない。これか!というものもよく読むとその先の話を説明しているようで求めている情報ではないようです。確定申告を終えた3月にちょっと気にはなったものの、コロナ禍で外出も控え気味(わかったら速やかにとあるけど、勝手に)まぁ今年中に出せばいいだろうと謎の自信をもって結局税務署に相談しに行ったのは10月。調べるなかで見つけた税理士さん数人のウェブサイトに海外納品については消費税を納める対象にならないとあったので、とりあえずそこまでの情報をもって相談に行きました。
海外事業者への役務提供は国内取引?国外取引?
先の税理士さんのウェブサイト情報もあるし国外取引なんじゃないの、決まりでしょという頭で税務署を訪問。その時対応してくださった方の説明だと国内外云々のところは特に触れられず、海外に納品してるからそれは課税されない。だから課税売上高に含まれないので(実際は国内取引で課税ですが、それは後述)、1000万円に満たない。それでも課税事業者になる場合は、消費税課税事業者選択届出書を出すのだと。また、預かっている消費税より経費で払ってる消費税の方が多いから還付されるはずと言われ、ただ間違いがあってもいけないので一度中で確認したいからと特にその日は何も提出しませんでした。すると後日電話が。
担)先日のお預かりした話を内部で確認したところ、国外に納品した役務も国内取引なので、消費税を納めることになります。
私)えぇっ!?でも消費税受け取ってませんよ??納めるも何も預かってないのに納められませんよね?
担)内税として…
私)いや、だから預かってないんですって
担)じゃ先方に消費税を請求してください
私)?!!!(↑できません)
(多少表現に違いはあるかもしれませんが大げさな脚色一切なし)
電話での押し問答の末、電話口の担当者の方も、預かってない消費税納めるよう言われても私の立場になったら納得できないですよねーという流れでもう一度確認してもらうことに。私の方でもさらに調べてみたところ、次の説明が国税庁ウェブサイトにあり、このことを伝えて再確認をしていただきました。
- No.6118 国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について
- No.6210 国外取引
- No.6567 非居住者に対する役務の提供
- 法令解釈通達第2節 輸出免税等の範囲
結果、日をおいて、「海外事業者への役務提供は国内取引になるが、免税対象となるため、かかる国外売上の消費税は免除される」(2020年10月12日現在)という最終判断の電話がありました。後日税務署を訪問し、担当者さんに対面で上記判断を再度説明してもらい、細かく確認してもらったうえで消費税課税事業者選択届出書を出しました。
(消費税課税事業者選択届出書は、課税売上高1000万円に満たない免税事業者も敢えて課税事業者になることを「選択」することができます)
ここでまた疑問が。結局この選択届出書にある課税売上額に書く金額は売上高合計?それとも海外分は差し引くの?免税の前にまず、国内取引(課税売上)であるかが判定されているため、税務署での説明は「国内事業者への売上高 + 海外納品分の免税対象売上高」、つまり国内外の翻訳売上高合計とのことでした
ここまで一つ一つのことが消費税法等の何条を根拠にされるのかが不明で納得がいかず悶々としていましたが、最終的には「消費税のあらまし」に丸っと書いてあったんです(全部書いてあった…3月の時点でここにたどりつけていたら… orz)、個人的に抱いていた疑問はすべて解消され手続き完了となりました。
消費税還付申請手続き
事業主は、預かっている消費税と支払った消費税の差分を国に納めます。でも上述の通り私はほぼ預かっている消費税がなく(課税取引だが免税)、経費で支払っている消費税の方が多いので、差分が還付されます(重要な参考:No.6205 非課税と免税の違い)。e-Taxでも還付申請手続きできるそうで、思ったより気分が楽です。※1
適格請求書等保存方式(インボイス制度)
「令和5年10月1日から消費税の仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式が導入されます」なる消費税関連の新制度。個人事業主はこの登録を済ませてないと令和5年10月1日以降消費税を請求できません。そしてその登録には課税事業者になっていないといけないという前提条件があります。時期が近くなったらまた話が変わっているかもしれませんし、来年か再来年かに記事にしたいなと思います。
おまけ
課税売上高が1000万を超えると知り得たら速やかに、というのは事業年度が終わってまとめた時点ではなく、日々帳簿をつけてそうなった時点でということだそうで、私みたいに確定申告でわかったというのもほんとは遅い話(と言われたんですが、でも届出書には基準期間の確定売上高を書くので、実質基準期間の売上記帳が締まってないと現実的に無理では?いや、まぁ12月末にぎりいけそうですけどさすがにそれは…)。課税事業者となるのは、課税対象期間(1000万円を超える事業年度)の翌年度からなので、たとえば2020年のどこかで届け出しても、その翌年2021年度から課税対象、消費税申告をするのは2022年3月に2021年分を。2020年は届け出ただけで課税事業者ではないため2021年3月に2020年分の消費税を申告することはできないとのことです。なので、本来は、2019年の年末までにきちんと売上高を把握して申請も済ませて、2020年に課税事業者となり、2021年3月に消費税申告をするのが正しいという…(ここはやはり基準期間の売上高が確定していなければ書けないと思われます。要税務署確認)。そっかー、そんなすぐ還付してもらえないか…と思ったんですが、届出書ではなく選択届出書を出す場合はこの申告期間を1年ではなく1か月ないし3か月ごとという「選択」もできるそうです。なので、2020年中に選択届出書を出して、さらに3月毎申告に期間変更をしておけば、2021年1〜3月の消費税申告を同年5月31 日までにすることができます。ちょっと早く還付を受けられます(ただし、2年縛りがあって、2年経つまで申告対象期間を3月から1年に戻せません)。私にとってのネックは…、毎月ちゃんと売上と経費を帳簿につけること。
ややこしい…色々質問攻めをしてしまいましたが、昼休憩前に色々細かい男に小一時間付き合ってくださった職員さん、ご丁寧にありがとうございました。
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注)本ページに掲載している国税庁ウェブサイトへのリンクはすべて2020年10月21日現在のものです。これ以降、リンクが無効になっていることもありますのであらかじめご了承ください。上記はすべて、あくまで参考に留め、常に最新情報をご自身で確認していただくか、または所轄税務署ないし顧問税理士に相談されることをおすすめします。
2021年1月22日追記:今年も、確定申告の時期が近づいてきましたね。日本翻訳連盟(JTF)のJTF翻訳祭で以前、「翻訳業を営む個人事業主向けの適正な会計処理について」と題してフリーランス翻訳者向けに帳簿処理の話をしたことがあります。翻訳業をはじめて帳簿処理でお悩みのかたの参考になればと、当時の資料を公開しています。資料のダウンロードはこちらの以前の記事からどうぞ。
2023年2月14日追記:※1 消費税還付は原則課税を選択した場合にのみ受けられます。海外取引が主で預かり消費税より支払っている消費税の方が多くて還付対象となる事業主の皆さんは課税制度の選択にご注意ください。簡易課税はみなし仕入れ率を使用するため消費税の計算が楽という特徴がありますが、消費税課税事業者届出書を出す際に簡易課税を選択してしまうと、還付は受けられません。原則課税を選択している場合にのみ消費税還付を申告できます。インボイス制度の開始が近づき、同業者間で簡易課税と原則課税の話も上がるようになったため、追記してみました。ちなみに、私は税抜経理方式を採用し、普段の仕訳で売上や経費と消費税とを区分(仮払消費税・仮受消費税)しています。ただ区分して記録するだけの話なので、帳簿処理を普段からご自身でしている人でも正直これまでとそんな手間は変わらないかと思います。(簿記や細かい作業が好きという性格が前向きにとらえているのかもしれませんが…。あと、ざっくり計算するより細かい数字がでて自分の中でとてもすっきりしています…)
2020年を迎えて。振り返りと抱負
前回の記事公開から半年も経ってしまいました。2019年3月末に前職を退職し、4月から在宅翻訳。コツコツと積み上げていたもののおかげで、無事新年を迎えることができました。フリーランス初年度は、適度に忙しく、仕事にプライベートに充実していました。
新年といえば、ここ7-8年くらい続けていることがあります。それは漢字一文字抱負。もっと前の職場から続く、仲間でもあり友人でもあるお姉さま方と年始にポットラックパーティで集まって食事や会話を楽しみつつ、新しい年の目標を立てています。昨年は「結」。「新しい人生のスタートに立つ2019年、初年度だからこそ、納得の行く結果をしっかりと出す」というのが私の抱負でした。家族のことでも病気など大変なことがあって時間繰りが難しい中で、まだ確定申告まとまってないけど、概算で前年比(対2018年)+20%という結果になったので、納得の行く結果を出せたと思います。
2020年の抱負は「続」。継続というものは何より難しいことだと思います。健康のために筋トレ(…orz 継続…)、時間を捻出して読書や勉強(…自重)、部屋の掃除…あ、いや、仕事でも、昨年できたことを今年も続けて達成するというのは案外大変なことですね。地道に昨年した活動を振り返りつつ、まずは昨年の売上を続けて達成、そして新しい顧客獲得や仕事の回し方改善を行いながらさらに上を目指して日々仕事に一層勤しみます。健康に気を遣って食事面で支えてくれる家族、一緒に仕事をしている仲間、お世話になっている同業者の方々や取引先の皆さんへの感謝を忘れず、今年も頑張ります٩( ‘ω’ )و
IJET-30 in Cairns に行こう!2/2
このところ広島も寒い日が続くので温暖なケアンズが楽しみになってくる今日この頃。先日はケアンズ現地情報をまとめてみましたが、件の IJET-30 も 2 月に入って Early-bird 割の参加申込み受付が始まりました!(ヤホ━(´・ω・`)
IJET-30 in Cairns に行こう! 1/2 の続きです。この 2/2 では IJET-30 の申込み、ホテル宿泊と航空便の手配、ETAS の申請、海外旅行保険、たびレジ登録について書いています。
【IJET-30 の申し込み】
JAT の会員は参加費が少し安くなりますよね。昨年、何がどうして、参加費を支払って JAT の会員になるという意味のわからない行為をしでかしてしまいました(その前の年もほかの団体でも同じことをしてしまい、学んでないなぁと…苦笑)。JAT の会員になるメリットについては人それぞれなので、ケアンズ行きでまとめたいこの記事で深く掘り下げませんが、まだ会員になってない方で IJET-30 の参加を検討されてる方は同協会の年間活動やご自身の専門などに照らし合わせて会員になるメリットが見出せるのでしたら参加費も安くなるので参加申し込み前に会員になられてもいいかもしれませんね。今回は、Early-bird 割引のある間に申し込もうと思います ^^
【宿泊ホテルを押さえよう】
以前、アメリカで開催された年は JAT 会員の方限定で IJET 開催中の宿泊を割引してくれるホテルプランが紹介されていたそうです。今年のケアンズ開催でも、Rydges Esplanade Resort Cairns が参加者にお得な価格を提案してくださるそう。ほかにも、Booking.com や Hotels.com など宿泊予約で利用できるウェブサイトはたくさんありますが、私は国内外の宿泊予約で Agoda を頻繁に利用します。日によっては安いプランもあるし、楽天のポイントと連動してるので、結構気に入ってます。あと、昨年の 7 月にあった西日本大雨災害の影響を受けて予定していた宿泊を急遽キャンセルすることになったときの Agoda スタッフの対応がとても丁寧で、また協力的な様子に良い印象を受けました(バウチャーにはなりましたが、事由が事由であると理解してくださり、全額返金していただきました。本当にありがたかったです)。ちなみに、Jetstar は Agoda を推しているようで、宿泊プロモーションコードを発行してくれるようです。Agoda を利用する方は、先に Jetstar で便を予約してからだとホンのすこーーーーーーーし(笑)お得です。
検討し始めたのが 1 月 14 日くらいからなのですが、その週はあまり宿泊プランが出てませんでした。そしたら 1 月 21 日の週に入って開催場所周辺のプランが出だしたので、ホテルによっては 6 月末の宿泊プランをまだまだ出してないところはありそうですね。とりあえず良さげなところを押さえたんですが、2 月末〜 4 月末にかけて何回か見てもっとお手頃で良いところを探して乗り換えてもいいかなーと考えています。
(2019年2月18日追記:トリバゴで価格比較すると掘り出し物のホテル宿泊プランを見つけやすいと参加する友人が教えてくれました ^^)
【航空便手配】
オーストラリアと言えば、ここ 10 年くらいは Jetstar 航空の便が安いとよく聞かれます。私は前職で学生の海外派遣をしていたのですが(派遣手配業務は終わったので既に過去形)、夏休みや春休みの同社相場はそんなこともなく、時期を外した超安価チケットを羨ましく思っていましたが流石 6 月末、素敵なお値段でした。
旅行代理店を通すと、10 名だったか 20 名以上で団体割引を都度相談で受け付けてくれるそうですが、旅行代理店価格というのがあり、ある程度のオプション追加料金はマストだそうなので、団体割引で個人手配より安くなるかは不明なところがあります。仲間内で 10 〜 20 名集められる人は代理店通して確認してみるのもいいかもしれませんが、誰が手配の責任を負うのかというのがついて回りますね。この時期の個人手配、十分おトクです。
手配の際に、最後までパスポート番号を聞かれませんでしたが、何かの間違いがあってはならないので、有効期限が切れてるとかまだ取得されてないかたはちゃんとパスポート取ってからの手配をお勧めします。
ANA や Lufthansa などの航空会社は普通のエコノミー席でも席予約やカウンター預けの荷物も料金込みですが、Jetstar は席だけのオプションから始まり、席予約や食事提供、荷物預けや手荷物持ち込みさえもオプション化で追加料金になっているので、手配時はよく検討して選択していく必要があります。安くていいやーと安易にオプションなしのチケットをササッと選択すると、手荷物持ち込みもカウンター預けも出来ませんし、食事も出てきません(わーお)。
【ETAS の申請】
海外旅行に慣れてる人でも忘れがちなのがこれ。特に日本国籍のパスポートだと、韓国や台湾、シンガポール、ヨーロッパなどの旅行でビザを事前に取得する必要がないので、東南アジアやアメリカに行かない方は意識しないこともあるかもしれませんが、オーストラリアはアメリカと同様に短期滞在に ETAS の申請が必要です。長期滞在しないのでビザ免除してねという申請だと思えばいいですね。
例えばベトナムやカンボジアの入国ビザ代行ウェブサイトが横行しているように、オーストラリアも結構 ETAS 申請代行ウェブサイトがあります。でもまぁ英語が出来ればオーストラリア政府公認の正規申請先で直接すれば申請手数料だけで無駄な代行手数料を省けます。ただ、記入不備などは代行先と違って指摘もなくただ不許可になるか、または申請無効になるだけなので(その場合の申請手数料は返ってこない)、自己責任なのは言うまでもありません。
普段している翻訳の仕事と同様に ETAS 申請も送信前の入力不備チェックは欠かせませんね(怖)。あ、ちなみに決済が済んだ時点で即 ETAS 手続き完了(承認)になりました。
【海外旅行保険の加入】
怪我・病気したときに病院にかかることがあっても日本の国保や社保は海外で使えません。保険がないと 100% 自己負担になってしまうので、海外旅行保険には加入しておいた方がいいですね。数ある保険会社の中でも三井住友海上や au 保険、損保ジャパンなどが安く海外旅行保険を提供しています。
参考:海外旅行保険比較サイト
出発当日、空港の海外旅行保険契約店舗や契約機でも間に合うので忙しい方や事前準備を迷う方はそこで済ませても良いと思います。
契約する項目や補償額は各社異なるのでよく検討しましょう。よく、「クレジットカード付帯の海外旅行保険があるから別途加入しなくてもいいや」という方がおられますが、例えば、「そのクレジットカードで航空券費用を支払ったら有効になる」場合など、クレジットカード会社によっては利用条件が異なるので注意が必要です。持って現地に行くだけで付帯の海外旅行保険が有効になるクレジットカードもあるようですが、ご自身がお持ちのクレジットカードがそれなのかは確認した方が良いですね。世の中何があるかわからないので(思ってもみない食事のアレルギーが出て病院に行く羽目になるとか)、数千円をケチって大損するくらいならここは堅実に加入しておくべきだと思います。
【おまけ – 治安・災害情報:たびレジ登録】
最近は外務省の海外安全に関する情報収集、提供に力が入っています。現地治安や災害情報、万が一事件や災害に巻き込まれたときに政府からの助けが必要な場合、これに登録しておけば初動が早いということが挙げられます。念のために渡航期間の申告はしておいても良いかもしれませんね。
IJET-30 参加にあたり、とりあえず参加申し込みとホテル、航空便手配に ETAS(+海外旅行保険契約)さえ済ませておけば後は荷物を用意して、最低限の準備は終わりです。先にご紹介したケアンズ到着後の周辺情報(金銭管理や空港、気候など)と併せて準備のお役に立てば何よりです。
IJET-30 in Cairns に行こう!1/2
昨年の JTF 翻訳祭で登壇したことの記事投稿を最後にだいぶ日が空きましたが、元気にしております\\\\٩( ‘ω’ )و ////
さて、本日は 6 月末に開催を控えている IJET-30 の話。昨年の登壇で初めて参加したとき、何人かの方から次回はオーストラリア・ケアンズだけど参加する?と聞かれたのですが、その時は日中の仕事もあるので無理かなーと全然意識してなかったんですが、その後色々あり 2019 年 4 月からは専業で翻訳をすることにしましたのでいけるようになりました。年明けまでそのことをすっかり忘れたんですが、先日広島の西日本医学英語勉強会で参加者の方からまた尋ねられ、行く気満々になったというのがごく最近の出来事です。
その IJET-30 も 2 月に入ると Early-bird 割の参加申込み受付が始まるとの噂。セッション内容も少しずつウェブサイトに掲載され始めているので、各所で IJET の話題も聞かれるようになるのではないでしょうか。私はすでに飛行機便と宿泊ホテルも押さえて、今年前半期の楽しみにワクワクしています。
今年は日本の開催じゃないので、日本ベースの方は参加が少ないのかな?「行こうかなー、どうしようかなー」という方、現地でお会いできることを楽しみにしておりますよ!(ぐいぐいと)
ということでですね、久しぶりのブログ記事では、IJET-30 in Cairns 参加に際してオーストラリア・ケアンズ渡航前に知っておきたい情報をまとめてみました。少しでも参考になれば嬉しいです😊
今回、記事執筆にあたり留学ジャーナル様にご協力いただきました。
前職(ちょっと気が早い←)は学生の海外派遣を担当していたので、同社の留学情報誌には大変お世話になりました。同社はアメリカやカナダ、オーストラリアなど様々な国への留学支援のほか、「留学ジャーナル ポケットブック」など渡航先の情報をまとめた各種情報誌を刊行されており、海外渡航に際して知っておきたい情報を提供されています。この度、思い切って同社にそのポケットブック オーストラリア編の情報転載について相談をしたところ、ご快諾いただきました。留学ジャーナル様、本当にありがとうございます。
この度引用させていただいたのは、留学ジャーナル ポケットブック オーストラリア編。デジタル版が公開されているので、本誌を閲覧したい方はこちらをクリックしてください。
【ケアンズの時差・6 月 ~ 7 月の気候と服装】
さて、いまさらながらケアンズはオーストラリアのクイーンズランド州にありますね。サマータイムを実施していないので、日本との時差は通年 +1 時間差(日本が昼 2 時なら、ケアンズは昼 3 時)です。
オセアニア地域にあるオーストラリアは南半球なので、日本とは季節が逆になり、6 ~ 8 月は冬になります。ですがケアンズは年間を通して温暖で、最高 27℃、深夜は 18℃ とあまり寒くないように見えます。ただ、日本と違って湿気が少ないため、予想する体感温度とかなり異なることもあれば急に冷え込む(12 ~ 14℃)ことがあるそうなので、早朝や深夜の冷え込みに対応できるちょっと厚手の春物・秋物カーディガンや冬物セーターが 1 着あっても良いと思います。また、オセアニアはニュージーランドもオーストラリアも紫外線が年中きついため(日本の 5 月と同等かそれ以上?)、サングラスや帽子、日焼け止めクリームなどは必須です。現地調達より日本の日焼け止めクリームの方が効果大ですよ。
【通貨と両替】
オーストラリアは現地換金の方がレートが良いそうです。でも、空港はどの国も安定して(?)手数料が高いようですね。到着日の移動に必要な小口現金は両替してもいいかもしれませんが、大きいお金の換金はケアンズ市内に入って銀行でした方がよさそうです。私は面倒なので現地通貨で引き出せる銀行のキャッシュカード等で ATM から引き出すようにします(ソニー銀行なら口座開設後に届くキャッシュカードがそれですし、住信 SBI や楽天銀行なら口座開設後に別途申し込みが必要ですが同行のデビットカードがあれば、自分の銀行口座にある金額分だけ現地通貨で引き出せます。私は新生銀行を仕事用に使用しているのですが、同行キャッシュカードは海外引き出しのサービスを 2018 年 11 月で終えてしまったので、後々の会計処理を考えて同行提供の別サービス(GAICA)を利用することにします)。これなら空港でも街中でも ATM で引き出す手数料は差がありません。
【ケアンズ国際空港(国際線ターミナル)】
【交通ルール】
オーストラリアも日本と同様に左側通行、右ハンドルだそうですが、優先なのは左側ではなく右側とのこと。道を横断するときは注意が必要ですね。
【電圧・プラグ】
オーストラリアは日本とプラグ形状が異なるので、PC や携帯電話を持っていく方はプラグを 1 つ購入しておくとよいでしょう。出発空港で販売していることもありますが、売り切れていたらこまるので、ちゃんと前の日までに買っておいた方がいいですよ。変圧器が要るのかよく聞かれますが、電子機器類は充電器が自動変圧機能を内蔵していることが多いので、PC や携帯電話については不要でしょう(充電器の仕様を確認しましょうね)。
【水の使い方】
オセアニアは水が非常に貴重とされています。シャワーを流しっぱなしで浴びていると怒られるかもしれません。「日本人は環境への配慮が足りない」と悪印象を与えないよう、節水に協力しましょう。
【マナーとタブー】
【お土産に関する注意(免税関係)】
【入国カードの書き方】
※出国カードは、2017年7月に廃止されています。
おまけ
せっかくの滞在、IJET-30 のついでにケアンズを満喫したいですよね。
以下、現地情報のウェブサイトへのリンクを掲載します。ご参考に。
あ、仕事と観光の費用按分はご自身で確認してくださいね。
Visit Cairns
Cairns Today
Tripadvisor – Cairns
Cairns Info
Cairns Post
さぁ、IJET-30 の申込みはいつかな!?(嬉)^^
申込み開始に併せて、2/2 では IJET-30 の申込み、ホテル宿泊と航空便の手配、ETAS の申請、海外旅行保険についてまとめた記事を公開します。